2016年06月10日

今週の注目感染症 平成28年・22週(5月29日~6月5日)


・流行性耳下腺炎
流行性耳下腺炎は、ムンプス、おたふくかぜとも呼ばれ、 最も多い合併症として髄膜炎があり、学校保健安全法(第 2 種 感染症)で出席停止期間が定められています。
22 週の定点当たり報告数は0.70、21 週108 人→22 週 127 人 (1.18 倍)です。
【参考ページ】流行性耳下腺炎(国立感染症研究所) >>詳細はこちら

・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
22 週の定点当たり報告数は2.56、21 週437 人→22 週 466 人 (1.07 倍)です。
【参考ページ】A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について >>詳細はこちら

・咽頭結膜熱
22 週の定点当たり報告数は2.56、21 週437 人→22 週 466 人 (1.07 倍)です。

・梅毒
2016 年 22 週までの累積報告数(診断週集計)は 86 件 (男 64 件、女 22 件)です。2015 年 22 週までの累積報告数は 35 件(男 30 件、女 5 件)、2015 年総報告数は 122 件(男 92 件、 女 30 件、うち先天梅毒 1 件)でした。 全国の 2016 年 21 週までの累積報告数は 1,514 件です (2015 年総報告数は 2,697 件)。
【参考ページ】梅毒(感染症発生動向調査週報 /国立感染症研究所感染症疫学センター) >>詳細はこちら


・「夏の蚊対策国民運動」について
国内における蚊の活動時期に備えるとともに、ジカウイルス 感染症やデング熱などの蚊媒介感染症の流行地へ多くの 渡航者が見込まれることから「夏の蚊対策国民運動」が展開されます。6 月は夏の蚊対策広報強化月間です。
【参考ページ】「夏の蚊対策国民運動」における蚊の対策に関する 協力依頼について(厚生労働省) >>詳細はこちら


・黄熱について
リスク国地域(アフリカ及び中南米の一部)へ渡航する場合は、 予防接種を受けることが推奨されています。
【参考ページ】
黄熱に関する情報提供及び協力依頼について(厚生労働省)
>>詳細はこちら oku/0000125121.pdf

黄熱に関する Q&A について(厚生労働省)
>>詳細はこちら

黄熱に注意しましょう!(厚生労働省検疫所/FORTH)
>>詳細はこちら



【愛知県感染症情報センターより参照】
(平成28年6月8日更新)