2016年05月13日

今週の注目感染症 平成28年・18週(5月2日~5月8日)

◆インフルエンザ
すべての保健所(名古屋市は 16 保健所合計)で警報継続の指標(定点当たり報告数 10)を下回ったことから、愛知県は 4 月 27 日にインフルエンザ警報を解除しました。18 週の定点当たり報告数は 0.54、17 週 298 人→18 週106 人(0.36 倍)です。2015/2016 シーズンに病原体定点等から寄せられた検体より A 型(AH1pdm09、AH3)及び B 型(山形系統、ビクトリア系統)インフルエンザウイルスが検出されています。

◆流行性耳下腺炎
流行性耳下腺炎は、ムンプス、おたふくかぜとも呼ばれ、最も多い合併症として髄膜炎があり、学校保健安全法(第 2 種感染症)で出席停止期間が定められています。18 週の定点当たり報告数は 0.60、17 週 89 人→18 週109 人(1.22 倍)です。

◆梅毒
2016 年 18 週までの累積報告数(診断週集計)は 55 件(男 38 件、女 17 件)です。2015 年 18 週までの累積報告数は23 件(男 20 件、女 3 件)、2015 年総報告数は 122 件(男 92 件、女 30 件)でした。
全国の 2016 年 16 週までの累積報告数は 1,114 件です(2015 年総報告数は 2,697 件)。


【愛知県感染症情報センターより参照】
(平成28年5月13日更新)