2017年09月08日

今週の注目感染症 平成29年・35週(8月28日~9月3日)

◆RS ウイルス感染症(図 1) 35 週の定点当たり報告数は 2.13、34 週 250 人→35 週387 人(うち 0 歳 92 人、1 歳 170 人)で、2 歳未満の報告数が全体の 67.7%を占めています。
【参考ページ】RS ウイルス感染症
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◆手足口病(図 2)【7 月 13 日警報発令】 35 週の定点当たり報告数は 4.05、34 週 895 人→35 週738 人(0.82 倍) です。2017 年に搬入され検査が終了した45 検体より、CV(コクサッキーウイルス)-A6 型が 17 件、CV-A16 型が 11 件、EV(エンテロウイルス)-71 型が 3 件、CV-B5 型が 1 件検出されています。
【参考ページ】手足口病警報を発令します!!(7 月 13 日発表)
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疾患別ウイルス検出状況(速報)
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豊橋市:手足口病が流行しています(6月26日発表・8月7日第2報)
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◆腸管出血性大腸菌感染症(図 3) 愛知県の 2017 年報告数(診断週別)は、9 月 6 日現在 114件(O157 68 件、O26 21 件、O145 13 件、O103 5 件、O91・O111・O121・O128・O146 各 1 件、型不明 2 件)、うち溶血性尿毒症症候群(HUS)発症例は 3 件です。 2016 年の同時期(1~35 週)報告数は 102 件、年間報告 総数は 160 件(うち HUS 発症例 10 件)でした。
【参考ページ】腸管出血性大腸菌
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◆日本脳炎について 愛知県が実施している県内飼育ブタの血中日本脳炎ウイルス抗体調査において、8 月 21 日に採血を行った ブタ 10 頭中 9 頭から抗体が検出され、うち少なくとも 2 頭が最近感染した可能性があることがわかりました。
2009 年以降、県内での日本脳炎患者の報告はありませんが、ウイルスを媒介する蚊の活動時期にあることから、適切な感染予防策を行い、日本脳炎に注意してください。
【参考ページ】日本脳炎の感染に注意しましょう!! >>詳細はこちら
注意すべき蚊による感染症 >>詳細はこちら
ブタの日本脳炎抗体保有状況-2017年速報6報-(国立感染症研究所) >>詳細はこちら
日本脳炎 2007 年~2016 年(国立感染症研究所) >>詳細はこちら


【愛知県感染症情報センターより参照】
(平成29年9月7日更新)