2017年08月10日

今週の注目感染症 平成29年・31週(7月31日~8月6日)


◆手足口病(図 1)【7 月 13 日警報発令】
31 週の定点当たり報告数は 12.48で、1999年から 2016年までの最高値(2013 年 31 週の 11.04)を二週連続で更新しました。
30 週 2,185 人→31 週 2,271 人(1.04 倍)です。
2017 年に搬入され検査が終了した 14 検体より、CV(コクサッキーウイルス)-A6 型が 4 件、CV-A16 型・EV(エンテロウイルス)-71 型が各 1 件検出されています。
【参考ページ】手足口病警報を発令します!!(7 月 13 日発表)
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疾患別ウイルス検出状況(速報)
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豊橋市:手足口病が流行しています(6月26日発表・8月7日第2報)
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<注目すべき感染症>手足口病(国立感染症研究所感染症疫学センター)
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◆ヘルパンギーナ
31 週の定点当たり報告数は 1.64、30 週 362 人→31 週299 人(0.83 倍)です。

◆RS ウイルス感染症(図 2)
31 週の定点当たり報告数は 0.96、30 週 96 人→31 週175 人(1.82 倍)です。

◆咽頭結膜熱
31 週の定点当たり報告数は 0.43、30 週 104 人→31 週78 人(0.75 倍)です。

◆夏休みの海外渡航者に対する感染症予防啓発について
【参考ページ】夏休みにおける海外での感染症予防について(厚生労働省)
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◆腸管出血性大腸菌感染症(図 3)
愛知県の 2017 年報告数(診断週別)は、8 月 9 日現在 67 件(O157 37 件、O26 18 件、O103 5 件、O91・O121・O128・O145・O146 各 1 件、型不明 2 件)、うち溶血性尿毒症症候群(HUS)発症例は 2 件です。
2016 年の同時期(1~31 週)報告数は 78 件、年間報告総数は 160 件(うち HUS 発症例 10 件)でした。
【参考ページ】腸管出血性大腸菌 >>詳細はこちら

【愛知県感染症情報センターより参照】
(平成29年8月10日更新)