【日本脳炎って、どんな病気?】
ブタなどの体内で増えた日本脳炎ウイルスを持った蚊が人にさして感染させます。
1週間~10日ほどの潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐、けいれん、意識障害などの症状を示す急性脳炎になります。

【定期接種の時期】
≪1期:公費対象期間は、6か月から7歳6か月になる前日まで≫
●1期初回 3歳になったら、6~28日の間をあけて2回接種
●1期追加 初回2回目終了後、おおむね1年後に1回接種
*重要*
1期(初回2回+追加1回)を終了していないと、満9歳以降に接種する日本脳炎2期を接種しても充分な免疫獲得ができませんので、幼児期に必ず規定回数を接種しておきましょう。

≪2期:公費対象期間は、9歳から13歳の誕生日前日まで≫
●1回接種(1期追加から約5年ほどあいていることが免疫獲得に最適です。)

【副反応】
発熱、接種した部分の赤み、はれが主ですが、数日後には軽快することが多いです。接種回数を重ねるごとに症状は強くでます。
ごくまれに、アナフィラキシー、脳炎・脳症、けいれんもあります。
平成21年6月からワクチンの生成段階の違うワクチンが使用されていますが、急性散在性脳脊髄炎がおこることがないとはいえません。