【肺炎球菌感染症って、どんな病気?】
90種類以上もある「肺炎球菌」という細菌によっておこる病気です。
集団生活が始まるとほとんどのこどもが持っているといわれるもので、抵抗力の低下等で発症します。
主に気道の分泌物内にあり、せきやくしゃみ、会話などから感染(飛沫感染)します。
中耳炎、副鼻腔炎のほか髄膜炎や肺炎、敗血症など重篤な全身感染症を起こす場合があり、2歳未満の乳幼児で特にリスクが高く、Hib感染症より重症度も高いです。
【公費対象期間】
2か月~5歳の誕生日の前日まで
【標準的な接種方法(接種開始時期により接種回数が異なります)】
≪2か月~7か月になる前日までに接種を開始した場合は、原則計4回接種≫
●初回 27日以上あけて3回接種
●追加 初回接種の最後の接種終了後、60日以上あけ、1歳から1歳3か月になる前日までに1回接種
*注意*
初回2回目は1歳の誕生日の前日までに、3回目は2歳の誕生日の前日までに済ませます。
2回目が1歳になってしまったり、3回目が2歳になってしまったら、初回接種としてではなく、次は追加接種として受けることになります。
≪7か月~1歳の誕生日の前日までに接種を開始した場合は、原則計3回接種≫
●初回 1歳1か月までに、27日以上あけて2回接種
●追加 初回接種の最後の接種終了後、60日以上あけ、1歳になってから1回接種
*注意*
初回2回目は2歳の誕生日の前日までに済ませます。
2歳になってしまったら、初回接種としてではなく、次は追加接種としてを受けることになります。
≪1歳の誕生日当日~2歳の誕生日の前日までに接種を開始した場合≫
●60日以上あけて2回接種
≪2歳の誕生日当日から接種を開始した場合≫
●1回接種のみ
【副反応】
よくあるのは、接種した部分の赤みやはれ、発熱です。
ごくまれに、アナフィラキシー、けいれん、血小板減少性紫斑病などがあらわれることがあります。