【どんな病気が予防できるの?】
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンは、子宮頸がん予防を目的とした予防接種です。
子宮頸がんは、子宮の入り口付近にできるがんで、発がん性のヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因となります。
HPVの感染は、性行為によって子宮頸部の粘膜に微細な傷が生じ、そこからウイルスが侵入して感染すると考えられています。
100種類以上の遺伝子型があるHPVの中で、子宮頸がんの主な原因であるHPV16型、18型を含んだHPVワクチンの接種により、子宮頸がんの予防効果が期待されています。しかし、ワクチン接種ではすべての型の発がん性HPVの感染を防ぐことはできないため、ワクチン接種後も20歳を過ぎたら定期的な子宮がん検診の受診が必要です。

【公費対象機関】
小学校6年生の女子~高校1年生相当の女子
※キャッチアップ接種(平成9年4月2日~平成18年4月1日生まれの女性)については、市のホームページをご確認ください。
成人の予防接種

【標準的な接種方法】
いずれのワクチンも計3回接種
●2価(サーバリックス)
 1回目・2回目:1か月の間隔で接種
3回目:1回目の接種から6か月かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔を空けて接種
●4価(ガーダシル)・9価(シルガード9 令和5年4月1日から接種可)
 1回目・2回目:2か月の間隔で接種
 3回目:1回目の接種から6か月かつ2回目の接種から3か月以上の間隔を空けて接種

【副反応】
注射部位の痛み・赤み・腫れ、軽度の発熱、倦怠感、まれに手足の痛み、失神、疲労感、筋痛・関節痛など
※注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神が現れることがありますので、できるだけ保護者のかたが付き添い、接種後30分は立ち上がることを避け、医師と連絡をとれる場所で様子を見るようにしてください。