【ヒブ感染症って、どんな病気?】
「インフルエンザ菌b型」という細菌(冬に流行するインフルエンザウイルスとは全く異なります)によっておこる病気です。
かかり始めは、発熱や嘔吐、不機嫌、けいれんなど、かぜなどの症状と似ているので、早期に診断するのは難しいこともあります。
中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎のほか髄膜炎や肺炎、骨髄炎、敗血症など重篤な全身感染症をおこす場合があります。適切な治療をしても、てんかん、難聴、発育障害のような後遺症が残ることもあります。
乳幼児は感染しても免疫ができず、繰り返し感染することがあります。

【公費対象期間】
2か月~5歳の誕生日の前日まで

【標準的な接種方法(接種開始時期により接種回数が異なります)】

≪2か月~7か月になる前日までに接種を開始した場合は、原則計4回接種≫
●初回 27~56日の間をあけて3回接種
●追加 初回接種の最後の接種終了後、7か月~1年1か月の間に1回接種
*注意*
初回2回目と3回目は、1歳の誕生日の前日までに済ませます。
1歳になってしまったら、初回接種としてではなく追加接種として、初回接種の最後の接種終了後、27日以上あけて1回接種します。

≪7か月~1歳の誕生日の前日までに接種を開始した場合は、原則計3回接種≫
●初回 27~56日の間をあけて2回接種
●追加 初回接種の最後の接種終了後、7か月~1年1か月の間に1回接種
*注意*
初回2回目は、1歳の誕生日の前日までに済ませます。
1歳になってしまったら、初回接種としてではなく追加接種として、初回接種の最後の接種終了後、27日以上あけて1回接種します。

≪1歳の誕生日当日から接種を開始した場合は、1回のみ接種≫
●1回接種のみ

【副反応】
よくあるのは、接種した部分の赤みやはれ、しこりです。接種してから2日後までにあらわれ、数日でもとに戻ることが多いです。
ごくまれに、じんましん、呼吸困難やけいれん、血小板減少性紫斑病などがあらわれることがあります。